歯周病治療 Periodontal
30歳代の80%がかかっている歯周病
治療をしていく上で、最も重要なことは、あなたと私たちが協力していくこと。
私たちからあなたにお願いしたいことがあります。
それはプラークコントロール(歯磨き)と定期検診を受けていただくことです。
毎日の歯磨きでプラーク(歯垢)を取り除くことによって、歯周病は予防できます。
もし、このプラークを残しておくとどうなるのか
縁上のプラークは歯と歯肉の間の溝の中(歯周ポケット)に入っていきます。
歯周ポケットに入り込んだプラークは、通常の歯磨きでは除去できません。
そのため、時間が経つと歯石になり、溝の中に移動したプラークは細菌叢を作り、毒素を出して歯肉から出血させたり、歯を支えている骨を溶かしてしまいます。
歯周ポケットに入り込んだプラークはどうやって除去するのでしょうか
それは歯科衛生士が超音波スケーラー・手指用スケーラーなど専用の器具で除去していきます。しかし、せっかく歯周ポケットのプラークを除去しても、縁上のプラークをあなたがコントロールできないと、4~8週で歯肉縁下の細菌叢は元に戻ってしまいます。
そのようにならないためにも、プラークコントロールは大切なのです。
定期検診が大切な理由
「自覚症状がないから大丈夫!」なんて思ってはいませんか?歯周病は歯肉が腫れたり、痛みが出てからでは治療が手遅れになるケースが多いのをご存じですか。
そうならないためにも、定期的な検診が重要になってきます。
お家ではあなたがプラークコントロールを行い、定期検診では歯科衛生士が普段あなたが磨けないところのお掃除をする。あなたと歯科衛生士の二人三脚でお口のケアーをしていきましょう。